
試食会でイベントをアピールする(左から)HIS上海総経理の車長勇氏、ぐるなび執行役員の杉山尚美氏、ANA上海・杭州支店長の遠藤克己氏、東北観光推進機構事業部長の毛利直俊氏、東北観光推進機構主任の鳥澤富之氏、JNTO上海所長の原口健司氏、ぐるなび上海総経理の趙剛氏=7月22日、上海梅龍鎮伊勢丹【拡大】
JRW開始に先駆けて、7月22日、上海で現地の飲食店関係者らを招いて、東北の郷土料理の試食会と記者発表会を開催した。試食会では、岩手のさんまのすり身汁、宮城のはらこ飯、青森のいかすしなど東北の郷土料理が振る舞われ、招待客の関心を集めた。記者発表会では、現地メディアに対し、「家族で東北の温泉と食を楽しもう」というテーマのもと、東北各地の温泉や自然豊かな土地が育む食文化を紹介した。東北観光推進機構の毛利氏は、「東北は温泉・自然・食と充実した旅を彩る魅力にあふれていますのでぜひ来ていただきたい」と語った。
JRWには現地の日本食レストラン50店舗が参加する。うち、5店舗では東北の郷土料理やお酒を期間限定で楽しめる。特設サイトでは、紅葉・自然、くだもの狩りなどの体験プラン、温泉、文化・体験、歴史・寺社の5つのテーマで秋冬に楽しめる情報を掲載している。飲食店情報ページは、ぐるなび外国語版を活用し、東北を訪れた外国人観光客へ積極的にアピールしたい店、郷土料理を発信している店、東北の食文化を体験できる店に分かれ、情報が見られるようになっている。また、本キャンペーン特設サイトでは、東北エリアに興味を持った人がすぐに予約をできるように、旅行商品の予約サイトにリンクする。
JRWを活用した東北6県と新潟地域の観光プロモーションは、上海のほか、タイや香港、台湾でも開催される。東北を訪れる訪日客が増えれば、復興にもつながる。食を鍵にした東北への新たな取り組みに期待してほしい。
■くるなび上海
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