不動産経済研究所が16日発表した7月の首都圏1都3県のマンション発売戸数は3317戸で、前年同月比30.7%減と大幅に落ち込んだ。減少は8カ月連続。大型物件の発売が少なく、端境期の7月としてもリーマン・ショック翌年の2009年以来の低水準だった。契約率は63.3%と、好不調の境とされる70%を2カ月続けて下回った。
高級物件が多い東京都心部以外でも価格が上昇し、購入の動きを鈍らせている。
地区別の発売戸数は、100戸以上の大型物件が2件売り出された神奈川県(1102戸、35・7%増)を除く全地区で約4~7割減った。全体を牽引してきた東京都区部も1309戸、35・2%減で、契約率は56・5%と08年7月以来の低さだった。
1戸当たりの平均価格は5%減の5656万円と、2カ月連続で下がったが、3年前と比べ528万円高い。同研究所の松田忠司主任研究員は「消費増税の延期をうけて発売の後ろ倒しが目立つこともあり、秋商戦は盛り上がりに欠けそうだ」とみる。