■関西企業と学生の出合う場を提供
池田泉州銀行は、プロアシストの海外展開の支援も担当。ハード・ソフトのシステム開発を行う子会社を中国の蘇州市に設立する際には、現地の投資環境の情報提供から海外進出に伴う金融支援、また会社設立に関するさまざまなアドバイスまで伴走型のサポートを行った。同行は地銀で唯一、駐在員事務所を蘇州市に開設しており、蘇州事務所が現地で手厚いサポートを展開した。
さらに、人材採用面でもプロアシストを支えた。多くの自治体や大学、団体などと連携して毎年、複数回開催している合同企業説明会にプロアシストにも参加してもらい、出展ブースで同社の採用担当者が学生との面談に臨んだ。
「優れた人材確保を望む地元企業と関西での就職を希望する学生との出合いの場を提供することで、地域の雇用促進や産業発展に貢献していきたいと考えています。助成金受賞企業には積極的に参加いただいており、内定者も出ています。関西には、高い技術力を持つ優良な地元企業が多数あることをPRして、雇用面からも地域創生に貢献していきたいという思いを強く持っています」
産官学連携など地域とのリレーション強化を推進し、地元企業のさまざまな課題解決のサポートを担当するリレーション推進部の田中健吾部長は、こう合同説明会開催の意図を説明する。
一方、助成金受賞企業がどのような成長を遂げているか。これを調べるため池田泉州銀行では定量的な効果測定も行っている。2つの助成金の採択企業のうち創業5年以内の企業は127社。このうち2015年3月末の与信先26社の合計数値について調査したところ、売上高は助成金申込時に年商20億円だったものが15年度には71億円、従業員数は同155人だったものが同318人に成長していた。