
インドネシア国際モーターショーでホンダが公開した試作車=11日、ジャカルタ近郊(共同)【拡大】
市場調査会社ニールセンによると、モノを持たずITを活用してやりくりする「シェアリングエコノミー(共有型経済)」の選好度の高い消費者は東南アジアに多い。現在は車を持つことがステータスシンボルとなっているが、インドネシアの地元記者は「東南アジアは渋滞がひどく、移動はタクシーで十分という層が出てくる可能性もある」とみる。
足元の市場を取り巻く環境にも変化が起きつつある。経済成長による富裕層の増加で、主要6カ国に含まれないカンボジアでも高級車市場をめぐるドイツ勢との競争が激化。成長市場のフィリピンやベトナムでは、韓国の現代自動車が日本勢を猛追している。
自動車調査会社フォーイン(名古屋市)の中田徹氏は「日本勢の短期的な優位は揺るがないが、配車アプリや自動運転で市場環境が大きく変われば、ビジネスモデルの再考を迫られるだろう」と指摘している。(ジャカルタ 共同)