
資生堂パーラーが監修した日本航空の機内食=18日午後、東京都大田区【拡大】
日本航空は18日、資生堂パーラー監修の機内食を9月1日から1年間、日本発ホノルル線の一部路線で提供すると発表した。エコノミークラスとプレミアムエコノミーが対象で、銀座の老舗洋食店の味を機内で再現することで利用者を増やしたい考えだ。
メニューは3カ月ごとに変える。秋は資生堂パーラー定番のビーフシチューを主菜に、ベーコンキッシュとポテトサラダを付ける。デザートにはパイナップル風味のチーズケーキを用意する。成田、中部、関西空港発が対象となる。
東京都内で開いた発表会で植木義晴社長は「食材にこだわり本物を追求する資生堂パーラーのメニューを実現できて、うれしい」と語った。
一方、全日本空輸はハワイ便の機内食で、ハンバーグや雑穀米などのハワイアンプレートやロコモコ風ご飯を提供中だ。2019年春には欧州エアバスの超大型機「A380」のホノルル線導入も計画している。今後、大手2社によるハワイ便でのサービス競争が激しくなりそうだ。