シャープ、給与一律カット見直しへ 人事評価改め、社員の努力促す (2/2ページ)

 シャープでは、経営危機と買収交渉の長期化で同業他社などへの人材流出が続き、再建への影響が懸念されており、実績をより評価する給与システムを取り入れ、優秀な人材を確保する。

 戴氏は台湾の電機メーカーでの日本駐在を経て、昭和61年に鴻海に入社。日本語が堪能で、鴻海の郭(かく)台(たい)銘(めい)会長の右腕として、日本企業とのビジネスでの交渉役を務めてきた。

 シャープの新経営陣9人のうち、鴻海は戴氏を含む6人を指名、シャープ出身者は3人。10月末をめどに新たな中期経営計画をまとめ、鴻海主導で再建を進める。