ソフトバンクグループは24日、個人向けに総額3500億円の社債を9月に発行すると発表した。別途、機関投資家向けも発行するが総額は未定。英半導体設計大手アーム(ARM)・ホールディングスを3兆円超で買収するため、手元資金を確保し、有利子負債の返済にも充てる狙いだ。
募集するのは「ハイブリッド社債」と呼ばれるもの。会社が破綻をした場合に返済順位が低くなる特約が付く代わりに、金利が通常よりも高い。資本金に近い性質があり、通常の社債よりも財務を強化できるとされる。
個人向けの償還年限は25年。機関投資家向けは25年と27年がある。利率は未定だが、想定は年2・9~3・1%とした。