
東芝情報機器杭州社の外観【拡大】
第3方程式の時代に
TIHでは、dynabook製造におけるマイルストーンに「dynabook方程式」という名前を付けている。10万通りにも及ぶBTO(カスタマイズ)に対応しつつ、製品の競争力を高めるには、製造効率と品質を上げつつ、コストを削減していく必要がある。
そこで10~13年に行ったのが、基板縮小技術による空きスペースを活用した標準部品の採用で、これにより商品性とコストダウンを両立。これが「第1方程式」と呼ばれている。
13~14年の「第2方程式」では、さらなる高密度技術により基盤コストを削減、マグネシウム筐体の使いこなし技術に加え、新素材筐体とすり合わせ技術で筐体コストを削減、第2世代ヒートパイプ技術で放熱と静粛性を両立するなどしてきた。
そして14年からは「第3方程式」の時代に入った。ここでは、東芝独自の配線ガイドラインを用いて、シミュレーション技術によるバイパスコンデンサーの最適配置や、電源共振解析によるEMI対策部品の削減、応力シミュレーション技術応用による筐体部品の削減など、東芝の持つ技術を生かして、部品点数を大幅に削減し、さらなるコスト競争力強化と、製造効率/品質向上を両立させた。(インプレスウオッチ)