【PC Watch】初公開、東芝PC開発・製造の心臓部(上) 中国生産を選んだ大きな理由 (6/6ページ)

2016.8.29 06:51

東芝情報機器杭州社の外観
東芝情報機器杭州社の外観【拡大】

  • マザーボードの製造ライン
  • 浙江省では初の10メートル電波暗室も敷地内にある
  • 工程は全て自動化されているが、最後は目視による検査を行い、品質に問題がないかを常にチェックする

 第3方程式の時代に

 TIHでは、dynabook製造におけるマイルストーンに「dynabook方程式」という名前を付けている。10万通りにも及ぶBTO(カスタマイズ)に対応しつつ、製品の競争力を高めるには、製造効率と品質を上げつつ、コストを削減していく必要がある。

 そこで10~13年に行ったのが、基板縮小技術による空きスペースを活用した標準部品の採用で、これにより商品性とコストダウンを両立。これが「第1方程式」と呼ばれている。

 13~14年の「第2方程式」では、さらなる高密度技術により基盤コストを削減、マグネシウム筐体の使いこなし技術に加え、新素材筐体とすり合わせ技術で筐体コストを削減、第2世代ヒートパイプ技術で放熱と静粛性を両立するなどしてきた。

 そして14年からは「第3方程式」の時代に入った。ここでは、東芝独自の配線ガイドラインを用いて、シミュレーション技術によるバイパスコンデンサーの最適配置や、電源共振解析によるEMI対策部品の削減、応力シミュレーション技術応用による筐体部品の削減など、東芝の持つ技術を生かして、部品点数を大幅に削減し、さらなるコスト競争力強化と、製造効率/品質向上を両立させた。(インプレスウオッチ)

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