NTT東、ロボット活用の法人サービス 第1弾は介護施設向け

2016.8.31 05:00

 NTT東日本は30日、ロボットを活用したサービスを法人向けに提供する「ロボコネクト」を9月に始めると発表した。第1弾は、大きさ約30センチの小型ロボットを使って、介護施設で入居者と交流したり、リハビリ効果のあるレクリエーションの進行を助ける。

 ヴイストン(大阪市)のロボット「Sota(ソータ)」を活用。入居者らと簡単な会話をしたり、内蔵のカメラで写真を撮ったりする。

 また、オプションとしてキューアンドエー(東京)が提供するアプリケーション(応用ソフト)と組み合わせることで、テレビ画面の映像とソータが連携し、入居者にゲームや歌、クイズ、体操などのレクリエーションを行ってもらう。リハビリなどに効果があるレクリエーションは通常、職員の担当だが、現場の負担が大きいことが問題になっていた。ロボットが行うと、物珍しさなどから高齢者も積極的になるとみられ、実証実験でも効果が確認された。

 オプションを除く初期費用は10万1800円(税別)。

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