米アップルは29日、毎年恒例の新製品発表会をサンフランシスコ市内で、9月7日午前10時(日本時間8日午前2時)から開くことを明らかにした。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルのほか、投入から1年半がたった腕時計型端末「アップルウオッチ」のモデルチェンジも発表されるとみられている。
米メディアでは発表が予想されている新型アイフォーンについてさまざまな観測が報じられている。
それによると、デザインは大幅な変更はないものの、やや薄くなる。防水機能を備え、イヤホン端子がなくなり、無線で接続するほか、カメラの性能も向上するという。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は「アップルは初代アイフォーンの発売から10年にあたる2017年により大きなデザイン変更を計画している」と報じている。
アップルは2016年4~6月期にアイフォーンの世界販売台数が前年同期比15%減となった。初代の投入以来初めての2四半期連続の減少で、新型投入で巻き返しが図れるか注目されている。(ワシントン 小雲規生)