
フロントにロボットを導入し、宿泊客に人気を集めるハウステンボスの「変なホテル」【拡大】
その視線は国内にとどまらない。沢田社長は「まずアジアから。ベトナムやインドネシアのバリ、タイなどを考えている。現地のHIS店舗網も使って1年以内に海外展開を始めたい」と話す。
1号店では、ロボットの導入だけでなく、太陽光や水素エネルギーによる電力自給なども実験している。それはなぜか。
「両者を組み合わせれば電気や水道などのインフラが乏しい世界各地の秘境、たとえば、人気が急上昇しているボリビア・ウユニ塩湖のような観光スポットへの出店も夢ではない」(平林朗HIS社長)からだ。
ロボットたちが演出するエンターテインメント性はもとより、旅行会社のDNAが存分に発揮されるであろう今後の海外展開の行方から目が離せない。(山沢義徳)