三越、千葉・多摩店の閉鎖発表 ネット通販台頭、ライフスタイル変化 (2/3ページ)

 「時代が変化した」。三越伊勢丹HDの杉江俊彦専務執行役員は、7日の会見で2店舗の閉鎖を決めた理由をこう説明した。

 百貨店を取り巻く環境は厳しさを増している。日本百貨店協会によると、15年の百貨店の売上高は6兆1742億円と、ピーク時の1991年(9兆7130億円)に比べ36%も減少した。

 売上高の減少は、コンビニエンスストアやショッピングセンターの台頭に加え、少子高齢化などでライフスタイルに変化が生じたからだ。アマゾンジャパンを中心にネット通販市場が拡大していることも、売り上げの減少に追い打ちをかけた。

 それでもアベノミクスによる株価上昇で高額品を中心に消費が一時回復したことや、増加する訪日外国人の旺盛な需要を背景に、ここ数年は売上高の減少に歯止めがかかっていた。

時計や宝飾品、高額ブランド品の消費に陰り