名門「伊豆ゴルフ倶楽部」運営会社が特別清算 負債100億円、ゴルフ場は譲渡し営業継続

 名門ゴルフ場「伊豆ゴルフ倶楽部」(静岡県伊豆市)を運営していた伊豆ゴルフ開発(本社東京)が東京地裁から特別清算の開始決定を受けていたことが12日、分かった。信用調査会社の東京商工リサーチによると、決定は1日付で、負債総額は約100億円。

 ゴルフ場としては今年2番目の大型倒産となった。

 「伊豆ゴルフ倶楽部」は1986年にオープン。18ホール、7223ヤード、パー72。米ゴルフ雑誌の「世界のゴルフコースベスト100」などに選ばれたこともあり人気を呼んだ。運営会社はピーク時の1996年3月期には売上高約7億5000万円をあげたが、ゴルフ人口などでの減少などで業績が悪化。最近の売上高は2億円にとどまっていた。

 「伊豆ゴルフ倶楽部」は2014年6月に、同業他社の伊豆ハイツゴルフクラブ&レジデンスに譲渡され、現在は「伊豆ハイツゴルフ倶楽部」へと改称、営業を続けている。