
NTTドコモのドコモラウンジで行われた「アイフォーン7」発売の記念セレモニー。カウントダウンで拳を上げる吉沢和弘社長(中央)=16日、東京都千代田区【拡大】
都内のドコモの店舗で前日夜から並んで買った男性(29)は「アイフォーンでは決済できなかったので2台持ちだったが、これからは1台にまとめられる」と、フェリカ対応が購入動機の一つだと話した。
新規か他社からの乗り換えの2年契約で、毎月の支払額から一定額を値引いた実質の支払総額は、KDDIとソフトバンクが1万800円から、ドコモは2万6568円から。ただ、ドコモは期間限定の割引キャンペーンを適用すれば1万368円からになる。
規制が逆風の要因
逆風になりかねないのが、毎月の通信料で端末価格を大幅に値引きする販売手法を問題視した総務省の指針と公正取引委員会の違反事例公表だ。「アイフォーンには固定ファンがいるので、あまり影響がない」(KDDIの田中孝司社長)などと、3社は否定しているが、販売の勢いを鈍らせる可能性がある。