
クールジャパン國酒の会の発起人、小栗成男氏(中央)を囲む蔵元ら=名古屋市中区【拡大】
□平出淑恵(酒サムライコーディネーター)
中部から「國酒」の魅力を国内外へ発信する「第3回クールジャパン國酒の会」が8日、名古屋観光ホテル(名古屋市中区)で盛大に開かれた。
同会の共同発起人である名古屋大学大学院の元教授、佐藤宣之氏とネッツトヨタ名古屋(同西区)の小栗成男社長の呼びかけに応じ、中部の財界関係者を中心に約400人が集まり、国家戦略担当相を務めた当時、「國酒プロジェクト」を立ち上げた民進党の古川元久衆議院議員も駆けつけた。
中部地方を中心に北は山形県、西は山口県まで19の蔵元が自慢の酒を参加者に振る舞った。今年5月に開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)のワーキングランチの乾杯酒だった「作(ざく)」や、IWC受賞酒も並んだ。
蔵元を代表して「作」の醸造元、清水清三郎商店(三重県鈴鹿市)の清水慎一郎社長があいさつ。日本酒の美のアイコンとして世界に発信するミス日本酒や、日本酒振興に取り組む関西日本酒学生連合の活動を紹介。日本を代表する音楽家、千住明氏とオペラ歌手らによる「滝の白糸」の歌唱ステージも披露され、まさに日本のソフトパワー“クールジャパン”に満ちあふれたひとときとなった。
國酒の会は2014年8月に第1回を開催。主催の「中部からクールジャパン発信委員会」は9月8日を「中部からクールジャパン発信の日」と定め、年1回のペースで國酒の会を開催している。共同発起人の小栗社長は本業の傍ら、オペラの舞台にも立ち、「型やぶりに生きる」などの著書を持つ作家の顔もある。國酒の会の活動が蔵元の間で評判となり、15年、若手蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」から日本酒アンバサダーの称号「酒サムライ」を叙任された。