
大阪市で開かれた地元経済界との会合で講演する日銀の黒田総裁=26日午後【拡大】
日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁は26日、大阪市内で講演し、今後の追加金融緩和は「マイナス金利の深掘りと長期金利操作目標の引き下げが中心的な手段になる」と述べ、長期金利と短期金利の引き下げを検討する考えを示した。
日銀は21日の金融政策決定会合で、金利を重視する政策への移行を決めた。2月のマイナス金利導入以降、極端に平坦(へいたん)化したイールドカーブ(国債の利回り曲線)を修正し、長期、超長期金利の過度な低下を和らげる狙いだ。
この新たな枠組みについて、黒田総裁は「中央銀行の現実の政策手段としては、日銀が世界に先駆けて導入する」と強調した。
現在は年80兆円の国債買い入れ額が減ることも想定されるが、「増減しても、政策的な意味合いを有するものではない」と述べ、量にこだわらない姿勢を示した。