【トップの素顔】横山敬一 味の素ゼネラルフーヅ会長(9) (1/2ページ)

2016.10.6 05:00

旭食品の80周年で高知を訪問(左から2番目が当時の味の素の江頭社長、右から2番目が横山会長)
旭食品の80周年で高知を訪問(左から2番目が当時の味の素の江頭社長、右から2番目が横山会長)【拡大】

 ■関西の食文化に合わせ新商品開発

 2001年、取締役になり大阪支社長に就任しましたが、当時の取締役は30人の大所帯でした。その2年後、味の素は執行役員制度を導入。取締役は10人強に削減され、取締役会としての機能が強化されました。

 ◆関西も一つ一つ

 関西で生活するのは初めてでしたが、関西人は陽気なラテン気質なため、すぐになじみました。各地の多様性を目の当たりにして、「関西も一つ一つ」の意を強くし、地域密着のエリアマーケティングの強化に乗り出すことにしました。そして取り組んだのが、今回も「だし」。1968(昭和43)年に発売された「ほんだし」は、かつお風味が中心。かつお節と昆布でだしをとる関西では、長年やや苦戦していたのです。そこでかつお節と昆布の合わせだしを製品化したらもっと使っていただけるのではと考えました。

 通常なら本社マーケティング部門に商品開発や広告、販促を依頼するところですが、これを支社主導でできないか。支社には営業部門しか経験していない人も多く、自分たちで商品を作り上げることを通じた能力開発と、何より商品づくりの喜びを体験させたかったのです。幸い所管の事業部長が同期で快く了承してくれ、全面的なバックアップを得ることができました。プロジェクトチームを作り開発を進め、「ほんだし かつおとこんぶのあわせだし」は完成しました。

 CMは、吉本興業さんにご協力いただき、関西のノリをたっぷり盛り込んだものに。カツオと昆布の着ぐるみを着た辻本茂雄さんと山田花子さんが大きな鍋に入り替え歌を歌うものでした。

 少しハメをはずしすぎたかと心配をしていたら、案の定、阪神間の山の手の方から「品がない」というクレームも。ところが大阪の方からは好評をいただき、「関西は一つ一つ」と、改めて実感しました。

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