新電力切り替え、地方進まず 自由化半年も3% 新プランで攻勢へ (2/3ページ)

 だが月ごとの契約切り替え件数は、3月末までの事前申し込みが約51万件、4月が約31万件だったのに対し9月は約21万件とペースが鈍化。4日時点の契約件数が48万件を超え、新電力の首位をひた走る東京ガスも、足元では1日1000件程度にとどまっていることを明かし、「踊り場というか、壁にぶち当たっていると認識している」(広瀬道明社長)と懸念を口にする。

 このため、新電力各社はユニークな商品で大手電力との差別化をアピール。東京急行電鉄沿線エリアの住民をターゲットにする東急子会社の東急パワーサプライは東急カードのポイントがたまったり、ケーブルテレビの利用料が割り引かれるなどの特典を付けた。ガスと電気のセット割引が好調な東ガスもメニューの充実を検討する。

 新電力の攻勢を受け、関西電力が1日から新たな値下げプランを提供するなど、大手電力と新電力の攻防戦は一段と激しさを増しそうだ。

【地域別一覧】電力契約を切り替えた件数