
オーガニックタオルがそろう東京・青山の直営店「TOKYOSTORE」。洗濯機と乾燥機を設置し、洗濯後の風合いを確認できる【拡大】
◆ワインのように楽しむ
--11年3月にワインのように楽しむタオル「コットンヌーボー」を発売した
「10年4月ごろ、現社長の阿部哲也氏とプロジェクトデザイナーの佐藤利樹氏がプランを持ってきた。しかし『話にならない』とごみ箱に捨てた。コットンは年度によって品質が違うので、タオルの品質も変わってしまうからだ。しかし本当のオーガニックとは自然(ありのまま)であり、その品質が毎年同じであるはずがない。安定しない品質を個性と考え、ボージョレ・ヌーボーのように毎年違いを楽しもうということになった」
--そのための資金調達も個性的だった
「ミュージックセキュリティーズのクラウドファンディングを活用、『風で織るタオルファンド』の名称で3回、募集した。普通はプレゼンテーションで投資家を募るが、プレゼンをする前に根強いファンが応募してくれ、すぐに埋まった。3回ともプレゼンをしなかったのは誇りに思う」
--環境問題への取り組みは
「二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにするオールカーボンフリーに取り組んでおり、14年から顧客に届くまでカーボンフリーにするため、愛媛県の森林のCO2排出権を買った。今年のコットンヌーボーはミシン糸も刺繍(ししゅう)糸もオーガニックコットンだ。またコットンヌーボーは20年間続ける。まだ誕生してから6年で小学校に入ったばかり。『産湯から成人式まで』コットンヌーボーを楽しんでもらう」