一方、TDKは非スマホ分野への投資を加速。部品メーカー各社が「脱スマホ」の動きを強める可能性もある。
また、ノート7のリチウムイオン電池は韓国サムスンSDIも供給。リチウムイオン電池は、正極材▽負極材▽電解液▽セパレーター(絶縁材)-の4つが主要部品で、中でも異常発熱を防止するセパレーターは、旭化成が世界シェアの約5割を握る。
サムスンSDIには日本の素材各社もセパレーターを納入しているとみられる。立花証券の内海清人(うつみきよと)アナリストは「安全性などの要求水準が高いため、品質に優れる日本メーカーが特に強い」と説明する。
ただ、旭化成は「納入先から事実確認などの照会はない」。東レも「納入しているかを含めて何も話せない」と述べるにとどめた。
日本メーカー各社は韓国でのスマホ部品・素材の生産も拡大しているが、サムスンのスマホ販売が低迷すれば、事業計画は大きく狂いそうだ。
ノート7は日本では未発売。NTTドコモとKDDI(au)が秋の新製品の目玉として投入準備を進めていたが、見直しは避けられず、年末商戦などに影を落とす可能性もある。