
プレイステーションVRを体験する女性=13日午前、東京・銀座【拡大】
一方、VRで注目されるのは、応用範囲の広さだ。13日に提供が始まったPSVRのコンテンツは26あるが、純粋なゲームは半分程度。コンサートや舞台の観賞、姫路城観光を疑似体験するなど、映像コンテンツが目立つ。ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するカドカワの浜村弘一取締役は「PSVRはただのゲームの周辺機器ではなく、『進化したモニター』と捉えるべきだ」と指摘する。
ビジネスに活用する動きも拡大している。三菱地所はマンションなどの内覧にVRを活用。メルセデス・ベンツ日本は、VRで車両を確認できる「クルマを置かないショールーム」を期間限定で開設した。NTTデータは、プロ野球選手がVRで打撃練習をできるシステムを開発し、海外展開を進める。
VRには、ゴーグル型のヘッドセットが大きく重いことや、体験で気分が悪くなる「VR酔い」など、克服すべき課題もある。だが、調査会社トレンドフォースは2020年のVR市場を700億ドル(約7兆円)と予測するなど、技術革新による新しい需要への期待は大きい。(高橋寛次)
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■VRに関する企業の主な取り組み
スクウェア・エニックス 人気ゲーム「ファイナルファンタジー」最新作をPSVRに対応
バンダイナムコエンターテインメント 東京・お台場に期間限定のVR施設。延べ3万5000人以上が来場
グリー アドアーズと提携。今年度内をめどにVRアミューズメント施設を開設
フジテレビ グリーと業務提携。企業などから受注し、VRコンテンツを制作
KDDI シダックスなどと連携し、カラオケルームにVRコンテンツを配信
サムスン電子 ミュージックビデオの最優秀作品を表彰する式典をVRで中継
NEC 作業訓練向けなどにVR空間を企業に提供するサービスを開始