「オーシャンディセント」の画面(ソニー・インタラクティブエンタテインメントのHPから)【拡大】
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が仮想現実(VR)の世界でゲームを楽しめる端末「プレイステーション(PS)VR」を発売した13日、ソニー本社で早速、PS VRを体験してきた。4月に還暦を迎えたロートル記者にとって、頭部に取り付けるVRのヘッドセットはおろか、PSを操作するのも生まれて初めて。少し緊張しながらの初体験は、SIEスタッフのお陰で案外スムーズにスタートした。
すごく重そうに見えたヘッドセットの実際の重さは約610グラムだが、頭頂部に重心がかかるように設計してあり、意外に重さを感じず、前面の画面部分を微調整してピントを合わせるが、近眼のためややピンぼけで我慢して、ゲーム開始。とはいっても、最初は操作が不要な映像「オーシャン ディセント」(SIE制作)。カゴの中に入って色とりどりの魚やエイの群れなどを見ながら海の中を下りていく。
素潜りが好きな記者にとって、素潜りでは体験できない数十メートルもの深さに、苦労しないで到達した気分にさせてくれるのはありがたい。