ただし、賃貸等不動産の時価と帳簿の差額、土地の含み益で見ると様相は一変する。三菱地所2兆6570億円、三井不動産1兆9121億円、住友不動産1兆3803億円である。さすがに東京・丸の内の大家である三菱地所がトップに立つ。
個別の案件でいえば、三菱地所の場合、大手門タワーの土地資産が1030億円で、新丸の内ビル978億円、丸の内パークビル三菱一号館857億円などとなっている。三井不動産は、新宿三井ビルディングの土地資産が1866億円、東京ミッドタウン1481億円、三井住友銀行本店ビル891億円である。住友不動産は新宿住友ビルが1199億円、東京日本橋タワーと泉ガーデンが900億円台である。
ちなみに、三越伊勢丹HDが運営する三越日本橋本店と三越銀座店の土地資産はそれぞれ、973億円、817億円である。
有形固定資産として計上している土地価額が1兆3500億円強と、NTTや東急不動産HDを上回るトヨタ自動車の場合、本社の土地資産はたったの113億円である。
(ジャーナリスト 鎌田正文=文)(PRESIDENT Online)