マンション管理業界でのM&Aに意欲 あなぶきセザールサポート・平山俊一会長 (1/2ページ)


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 マンション管理会社「あなぶきセザールサポート」は不動産関連業、あなぶきグループの1社。関東以北の物件を対象に事業を展開している。管理市場は人口減少などに伴い、中長期的には厳しさが増すとみられる。こうした中、同社は中小の同業他社を対象にM&A(企業の合併・買収)を仕掛けるなど規模の拡大にも意欲的だ。平山俊一会長は「人材育成の強化とIT化の推進によって差別化を図っていきたい」と話す。

 --マンション管理市場は、どう推移するとみているのか

 「東京五輪が開催される2020年まで拡大した後、減少に転じると予測している。このため、強く必要とされる価値を提供できなければ生き残っていけない、という危機感を募らせている。数の原理も強く働くようになるので、M&Aなどによる大手への集約・再編に拍車がかかるのは必至だ」

 --海外市場は

 「質の高い日本式管理の浸透により、アジアを中心に海外市場が拡大する可能性も秘めている。当社はあなぶきハウジングサービスの傘下にあるが、同社は4年前に台湾に進出した。着実に実績を重ね、そのノウハウを生かしてベトナム進出のFS(事業化調査)も視野に入れている」

 --こうした環境の下で、どのような成長戦略を描こうとしているのか

 「ここ数年、中小管理会社のM&Aを通じて管理戸数を拡大し、16年3月期の実績は2万3208戸。2年前に比べて12%の伸びを示した。今後も新規受託とM&Aに力を入れて20年には3万戸、25年には5万戸体制を目指す」