三菱自再建へ思いほとばしる ゴーン氏の特別寄稿 (2/2ページ)

緊急記者会見に臨む日産自動車のカルロス・ゴーン社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)
緊急記者会見に臨む日産自動車のカルロス・ゴーン社長=20日午後、東京都港区(福島範和撮影)【拡大】

 ふつうの経営者ならば、異国の、それもゴーン氏の言葉を借りるなら「瀕死の」企業を立て直しただけで自らに満足するところだろう。だが、ゴーン氏は違う。目標はどこまでも野心的で、自らがいったんかかわった以上、再建だけで満足しない。支援先のポテンシャルを信じ、社員に自信を植え付け、競争を勝ち抜ける一流企業を目指せと、ハッパをかけるのだ。

 もちろん、シビアな経営者の目線をもつゴーン氏には、日産の筆頭株主である仏ルノーの会長として、日産の成長と三菱自の再建がルノーの経営にもプラスになるという計算は働いているだろう。

 おそらくゴーン氏の目には今の三菱自にかつての日産の姿がだぶって映るのではないか。ゴーン氏が会長として乗り込む三菱自に対する要求は、高く厳しいものになるだろう。

 自動車メーカーきってのカリスマであるゴーン氏は、再編機運が高まる業界をどこに導いていくのだろうか。

 サンケイビズでは今後、自動車業界の変化やトレンドに目を凝らし、最新の動向を報じていく。その中で日産と三菱自にも注目していきたい。

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