コカ・コーラとキリンの提携、数%ずつ株の持ち合いも 飲料業界、合従連衡が加速 (2/2ページ)

飲料メーカーの再編状況
飲料メーカーの再編状況【拡大】

 清涼飲料の国内市場は5兆円規模だが、業界首位のコカ・コーラでもシェアは3割に届かない。

 アサヒビールとキリンビールの大手2社でシェア7割を超えるビール業界などと比べメーカーが乱立し、小売りに対する価格交渉力も乏しい。このため値下げ競争に拍車がかかり、「清涼飲料は酒類に比べ利益率が低い」(大手ビール幹部)。

 業界では、2011年にサッポロHDがポッカコーポレーションを子会社化し、12年にはアサヒグループHDがカルピスを買収。清涼飲料2位のサントリー食品インターナショナルは昨年、日本たばこ産業(JT)から自動販売機事業を買収するなど再編が進む。

 経営効率を高めるため、コカ・コーラは来年4月に東西ボトラーの統合を決めたが、このことが「提携を協議する“呼び水”になった」(キリンHD首脳)といい、他のメーカーも一段の対応を迫られるのは必至の情勢だ。(大柳聡庸)