ふりかけ「ゆかりペン」が大ヒット 夜の街の女性に大ウケ、反対押し切り商品化 (3/3ページ)

ペン先からゆかりが出る「ゆかりペンスタイル」
ペン先からゆかりが出る「ゆかりペンスタイル」【拡大】

  • 「ゆかりペンスタイル」を開発した三島食品の三島豊社長

過去最高益に貢献

 ゆかりペンは、26年11月に東京・銀座にある広島県のアンテナショップと広島県内の道の駅で販売をスタート。即日完売の日もあるなど、すぐに人気に火が付いた。

 27年7月にはネット通販も開始。1カ月の販売数量は100本から10倍の千本に増えた。ゆかりペンを購入した人がSNSに投稿すると、さらに人気は拡散。「斬新」「おもしろい」「海外旅行に持ってこい」「しゃれてる」といった高評価の声が相次いだ。

 今年4月からは月間約6千本の生産量を保っている。27年はゆかりペン約1万3千本を売り上げたほか、その人気が袋入りのゆかりの販売まで押し上げ、三島食品は過去最高益を記録した。

 昭和45年に誕生したゆかりの知名度は世代を問わず高い。さらに最近話題の、ご飯やおかずを動物やお花などに見立てて装飾する「デコレーション弁当」では、ゆかりペンの使い勝手の良さが発揮される。

 三島社長は、ゆかりペンは「単なるふりかけでなく、コミュニケーションツールだ」と言う。スーツの胸ポケットに忍ばせて宴席でサッと取り出せば、三島社長のように人気者になれるかもしれない。