三菱商事は11日、北陸地域最大手の食品スーパー、アルビスと包括的提携を結ぶことで合意したと発表した。出資比率の引き上げや三菱商事グループとの連携強化を通じ商品開発や物流、仕入れ面など幅広く協業する。これまでは三菱商事グループで10.46%を出資し、役員2名を派遣していたが、関係を強化する。
具体的には、アルビスは来年度中に三菱商事の関連会社が運営する共通ポイントプログラム「ポンタ」を導入するほか新たに中部地域へ事業を拡大する方針だ。
三菱商事が来年1月にも子会社化するコンビニエンスストア第3位のローソンとの協業を通じて商品の共同開発も進め、アルビスが手掛ける地元商品の全国展開なども検討する。
三菱商事は非資源事業強化の一環で小売り事業を重視している。
全国的な業界再編も進む中で、グループの食品スーパーなどと共同でゆるやかな流通連合へ布石を打ち、規模や質の追求で生き残りを図る。