トヨタ、環境車戦略を加速 中国でEV検討、米では燃料電池車 (2/2ページ)

 1回の水素補充で走れる距離がEVより長いという強みを輸送用トラックにも生かす。トヨタは「究極のエコカーは燃料電池車」(伊地知隆彦副社長)との認識を一貫して崩さず、14年には一般向けで初となる燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を発売。燃料電池で走るバス「トヨタFCバス」も、来年初めに日本国内で販売する。

 トヨタは、20年ごろに燃料電池車の世界販売を年間3万台以上に増やす目標を掲げる。ただ水素供給設備などのインフラ整備が十分に進まず、国内ではホンダ以外の他社からの具体的な投入計画もなく、普及が遅れているのが現状だ。一方で、EVは電池性能の向上により走行距離が飛躍的に伸びたことでエコカーの主流になるとの見方が増えてきた。このため、トヨタはEVの導入も急ぎ全方位での技術対応を強化する。