「GU」柚木社長、10年で売上高1兆円目指す 店舗数6倍へ 成長の鍵握る戦略は?

インタビューに応じるGUの柚木治社長=18日、東京都中央区
インタビューに応じるGUの柚木治社長=18日、東京都中央区【拡大】

 ファーストリテイリング傘下の低価格衣料品店「GU(ジーユー)」の柚木治社長は18日、フジサンケイビジネスアイの取材に応じ、今後10年で店舗数を現在の約6倍の約2000店に増やす考えを明らかにした。GUは今後10年で売上高1兆円(2016年8月期は1878億円)を目指しており、店舗数を拡大する。

 柚木社長は売上高1兆円の目標について、「世界の低価格衣料品の市場規模から実現は可能だ」と指摘、「半分は海外を想定している」と語った。

 9月末現在、GUの店舗数は国内が341店、海外が台湾7店、上海4店の計352店。今後10年で国内1000店、海外1000店の店舗展開を想定している。ただ、柚木社長は「電子商取引の進展具合で国内は800~1000店の間で変動する可能性がある」と述べた。

 今後の成長戦略で鍵を握るのは海外展開。まずは3年後に50店にする。来春に香港への出店が決まっており、中国や東南アジアにも広げる。将来的には韓国や欧米にも進出する計画だ。

 国内は年間40~50店の出店を計画する。柚木社長は「大型店舗を増やし、品そろえを広げたい」と述べた。百貨店の店舗閉鎖が相次いでいるが、「良い立地で採算が良ければ、出店を検討したい」と意欲を示した。

 同じ傘下のカジュアル衣料品店「ユニクロ」との差別化については「GUはファッション、低価格が売りで棲み分けができている」との考えを示した。値下げについては、当面は考えていないとしたものの、「低価格が生命線なので最低ラインは追求する」と述べた。