
バンダイが20周年を記念して開発した「たまごっちみくす」【拡大】
今回は20周年のため、プロモーションも通常より大々的に展開した。ただ、子供に遺伝の要素が伝わるのか不安があり、イベントでDVDを配り、遊び方を伝えるようにした。
同部事業戦略チームの加藤陽子アシスタントマネジャーは「発売後の子供たちの反応を見ると、親と似ているという意味が想定以上に伝わっている」という。新たな要素が加わった新製品の販売は好調だ。
バンダイは11月23日にも20周年を記念した「たまごっち みくす 20th アニバーサリー みくす バージョン」を発売する。7月の新製品をベースに、過去の懐かしのキャラクターも登場させたバージョンだ。
初代シリーズを発売した当時の女子高生や女子大生はすでに母親になっており、娘、息子と一緒にたまごっちを楽しめる。
たまごっちは50以上の国と地域で販売され、世界的な認知度も高い。木次氏は「遊び方は守りつつ、時代に合わせて壊すところは壊して、これからも長く愛されるキャラクターであり続けたい」と話している。(黄金崎元)
≪企業NOW≫
世界中の人たちに夢と感動を
バンダイナムコホールディングスのトイホビー事業部門を担うバンダイは、人気キャラクターの玩具や模型、菓子・食品、カプセルトイ、カード、アパレル、生活用品、文具などを国内外で販売する。2015年4月から「真のグローバル化 アジアNo1☆欧米チャレンジ」を中期ビジョンに掲げ、海外事業を積極的に推進し、さらなる成長を目指している。