バスタ新宿に待望のコンビニ、ファミマがオープン 業者決定迷走の理由は「トイレ掃除」!? (3/4ページ)

2016.11.21 12:00

「バスタ新宿」にオープンしたファミリマート=18日午前、東京都渋谷区(黄金崎元撮影)
「バスタ新宿」にオープンしたファミリマート=18日午前、東京都渋谷区(黄金崎元撮影)【拡大】

  • バスタ新宿店舗営業予定場所
  • ようやくコンビニエンスストアが出店した「バスタ新宿」=18日午前、東京都渋谷区(黄金崎元撮影)
  • 「バスタ新宿」のファミリマートの店内の様子=18日午前、東京都渋谷区(黄金崎元撮影)

 ポプラが出店をためらった国交省の「条件」とは、いったい何だったのか。

 関係者らへの取材によれば、国交省からの条件には賃料以外にも「公共貢献」という項目があったという。この条件にはバスタ新宿4階のトイレ掃除が含まれる“可能性”があった。さらにバスタ新宿はトイレを増設する計画があり、いったんトイレ掃除を請け負えば、コンビニの運営コストが膨らむ可能性があったというのだ。

 ただ、実際には条件に、トイレ掃除は含まれていなかった。

 10月7日の国交省東京国道事務所が発表したファミマに出店事業者が決定したことを知らせるプレスリリース文には、「なお、トイレ清掃は、購買施設の入札手続きの対象となっておりません。開業以来、4階トイレは新宿高速バスターミナル会社、3階トイレは観光情報センターが清掃を行っております」との文言がわざわざ付け加えられた。同事務所の担当者も、あくまで「トイレ清掃が辞退の理由になったわけではない」と説明する。

 ただ、国交省がトイレ掃除が当初から出店の条件ではないことを、ポプラ側に明確に説明していたかは疑問だ。結局は、国交省とポプラの間でトイレ掃除をめぐって認識の相違があったことが、事業者決定が迷走した真相のようだ。

 だが、事業者の決定が遅れたことでバスタ新宿に売店がない状況が長引き、その分、利用者に不便を強いることになった

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