北陸新幹線の米原乗り入れは「到底困難」 JR東海社長が改めて強調

東京駅に到着した北陸新幹線「かがやき500号」(鈴木健児撮影)
東京駅に到着した北陸新幹線「かがやき500号」(鈴木健児撮影)【拡大】

 北陸新幹線の敦賀-大阪間の延伸ルートをめぐり、JR東海の柘植康英社長は25日の定例会見で、米原から東海道新幹線に乗り入れる案は「到底困難だ」との見解を改めて示した。両新幹線の運行システムが異なるほか、東海道新幹線のダイヤが過密なため。2037年ごろとなるリニア中央新幹線の大阪開業後はダイヤに余裕が生じるとみられるが「相当先の話で、想定は難しい」と述べた。

 延伸ルートに関しては、米原駅(滋賀県)で東海道新幹線につなぐ「米原ルート」▽福井県小浜市から南下し京都経由で新大阪に至る「小浜京都ルート」▽小浜付近から京都府舞鶴市を経由して新大阪に至る「小浜舞鶴ルート」-の3案について、国土交通省が費用対効果などの試算結果を与党に今月11日示した。

 与党は年内に小浜京都ルートを選ぶ方向。運行主体となるJR西日本も同じ意見だ。ただ、事業費が最も安い米原ルートや、地域活性化への期待から小浜舞鶴ルートを推す声も根強い。