進化する「カプセルホテル」 広々とした空間、女性専用フロアも (3/3ページ)

 飛行機のファーストクラスをイメージした四角形の機能的な部屋で、高さが2.1メートルあるため広々とした空間を感じられる。部屋は4.4平方メートルと2.5平方メートルの2種類、料金は4600~6800円で場所などにより異なる。

 ファーストキャビンの来海忠男社長は「結婚式や宴会場といった余分なものを除いてコストを下げ、サービスの質を上げている」と説明。客室もトイレや浴室を省き、居住空間を広く確保した。

 リピーター率は約6割で「秘密基地を思わせる室内で心地よい」「かっこいいデザイン」と言った声が寄せられている。

 一般のホテルに比べて建設の費用が安く期間も短い。ファーストキャビンは、自社運営のほかフランチャイズでも展開、東京五輪が開催される20年までに国内外で計50店舗を目指す。