ロボットに無理なら熟練工の出番!「ヘーベルハウス」関連工場の溶接部隊で (1/2ページ)

熟練工が完全手作業で対応する溶接ライン=滋賀県東近江市の滋賀工場
熟練工が完全手作業で対応する溶接ライン=滋賀県東近江市の滋賀工場【拡大】

 旭化成ホームズの注文住宅「ヘーベルハウス」向け鉄骨部材の主要部を生産する旭化成住工の滋賀工場(滋賀県東近江市)が、熟練職人の技を活用した新たな生産体制を導入した。また、環境対策や今年5月に稼働したベトナム工場のサポートにも力を入れている。

 旭化成住工は滋賀工場と、窓枠の組み立てを行う厚木製造部(神奈川県厚木市)を傘下に収める。このうち滋賀工場では受注拡大に伴って鉄骨の製造量も増加。加工部材の重量は月間7700トンと、東京タワー2基分に匹敵する数値だ。

 出荷数が増えているのは、システムラーメン構造を採用した3階建て商品「FREX(フレックス)」向けの重量鉄骨。誕生から30年を経過し、工場内の生産ラインも急速に自動・ロボット化が進んでいる。例えばロボットの手では細かすぎて不可能と思われたはりとプレートの溶接についても、2015年度に最新鋭の自動溶接設備を導入して対応できるようにした。

 そのFREXの新商品が11月から販売を開始した「NEWモデル」。最大の売りは、これまで4階以上か特殊邸宅物件に採用していた厚さ22ミリのC0(ゼロ)柱を適用した点だ。これによって5間(約9.1メートル)×5間という大空間を、1本で支えることができ、これまでにない空間の演出が可能になった。

 この柱は40ミリ厚のプレートと溶接する必要がある。サイズが大きくロボットでの対応が難しいため、社内認定制度をクリアした5人の熟練工による完全な手作業により、1本当たり30分かけて丁寧に溶接していく工程を導入した。

一方、今後の重点課題に掲げているのが…