シャープとJAXA、宇宙で太陽電池の実証実験、9日打ち上げ 発電効率は世界最高水準

2016.12.2 18:33

JAXAとシャープが共同開発した、人工衛星向けに軽量化した太陽電池。薄くて曲げることができる
JAXAとシャープが共同開発した、人工衛星向けに軽量化した太陽電池。薄くて曲げることができる【拡大】

 シャープと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、人工衛星向けに軽量化した太陽電池を共同開発し、宇宙空間での実証実験を今月中に始める。9日打ち上げ予定の無人補給機「こうのとり」6号機に搭載し、発電能力や耐久性能を確認する。将来は国内外の衛星メーカーへの販売も目指す。

 太陽電池は衛星への負担を減らすため1枚(約27平方センチ)当たりの重量が0.33グラムと従来の15%まで軽くした。樹脂フィルムに薄膜の電池を挟む方式を採用し、厚さを0.3ミリまで抑えた。

 こうのとり6号機は鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる予定。13日に国際宇宙ステーションにドッキングし、水や食糧、バッテリーといった物資を補給する。太陽電池の実証実験は3カ月程度かけて行う。

 太陽電池の発電効率は約32%で、衛星向けとしては世界最高水準という。薄くて曲げることが可能で、従来は貼れなかった機体の側面などに取り付けることもでき、発電量の増加につながる。

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