ネットショッピングの急成長による宅配荷物の急増で、再配達ロスが社会問題化している。年間では時間換算で約1億8000万時間、人件費約3000億円のロスが発生し、国土交通省も対策を検討中と聞く中で、同社は社会インフラ産業としての地位を着実に固めている。
淺井会長が成功した理由は、(1)会長が企業家精神にあふれ、自分自身が感じた“不便”の解決策を事業化したこと、(2)宅配ボックス市場を徹底的にリサーチし、大手企業にはできない戦略をとり、利用者の“お困り事解決策”を提供したこと、(3)追い風にうまく乗ったことだ。
淺井会長とは事業開始当時から異業種交流勉強会の仲間で、構想を聞かされ、少し時代を先取りしていると感じたが、ネットショッピングの拡大という時代を見越して、見事に事業を軌道に乗せた。
同社の事例は、人口減少・需要縮小の日本経済の中で、いずれ売り上げ減少によって経営が厳しくなると考える経営者にとって、新たな事業展開を模索する上で大いに参考となるのではないだろうか。
◇
【会社概要】アタックスグループ
顧客企業1700社、スタッフ170人の会計事務所兼総合コンサルティング会社。「社長の最良の相談相手」をモットーに、東京、名古屋、大阪、静岡でサービスを展開している。