今年の一台に「インプレッサ」 富士重受賞は13年ぶり2回目

 自動車ジャーナリストら59人が選ぶ「2016-17 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が9日、富士重工業の小型車「インプレッサ」に決まった。同社の受賞は2003年の「レガシィ」以来、13年ぶり2回目。新型プラットフォーム(車台)で走りの安定性を高めた上、国産車で初めて歩行者保護エアバッグを装備したことなどが評価された。吉永泰之社長は同日、「安心と楽しさのクルマ作りを加速させる」とコメントした。インプレッサは1992年に発売され、今年10月に全面改良した新型は5代目になる。新型は発表から約1カ月で、月販目標の4倍以上の1万1050台を受注した。2位は、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」。

 輸入車部門は独アウディの主力車「A4」が選ばれた。日本カー・オブ・ザ・イヤーは昨年11月から今年10月までに国内で発表、発売された乗用車を対象に、ジャーナリストらが性能や安全性、デザインを総合的に採点して選出する。