総務省が「つながる車」の研究会 通信ネットやセキュリティなど議論

 高市早苗総務相は13日、インターネットに接続して多様なサービスを提供する「コネクテッドカー(つながる車)」の普及を見据えて、通信ネットワークやセキュリティーの課題を議論する研究会を立ち上げると発表した。来年夏ごろに意見を取りまとめ、必要な対策を検討する。

 高市氏は閣議後の記者会見で「ビッグデータなど情報通信技術の進展で車の役割が変わり、新たな価値やビジネスがつくられる」と述べた。

 研究会では、「コネクテッドカー」が爆発的に増えた際に無線通信ネットワークに与える負荷や、サイバー攻撃による乗っ取りを防ぐ方策などを議論する。トヨタや日産自動車、ホンダのほか、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどが参加する。