
富士通社長田中達也さん【拡大】
--産学連携は
「AIを進化させるため、理化学研究所と共同研究を行う。研究テーマは想定外を想定する技術だ。シミュレーション技術とAI技術を融合し、ものづくり、ヘルスケア、サイバーセキュリティーへ活用する」
--競合他社に負けない富士通のAIの強みは
「サイバーセキュリティー事業にAI技術を加え、検出能力の向上などに取り組んでいる。ニーズは日々受け取っている。理研との共同研究では応用技術もテーマにし、ビジネスモデルを考えていく」
--レノボグループとのパソコン事業の統合のメリットは
「当社の強い部分についてはレノボも理解してくれている。いいもの同士が一緒になることで新しい価値が生まれる」
--M&A(企業の合併・買収)の戦略は
「M&Aありき、売り上げありき、というのは得策ではない。テクノロジーソリューションに注力して基盤を作り、当社の価値を相手に認めてもらうことが重要だ。しっかりとした収益をあげられる領域を確立していきたい」
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【プロフィル】田中達也
たなか・たつや 東京理科大理工卒。1980年、富士通入社。執行役員常務兼Asiaリージョン長、執行役員副社長を経て、2015年6月から現職。福岡県出身。