
2016年10月に開かれたイノベーションリーダーズサミット。100社を超える大企業とベンチャーのマッチングの場が提供された=東京・虎ノ門ヒルズ【拡大】
ジェーシービー(JCB)もその一社。QUANTUM(同港区)のサポートを受けて「JCB Payment Lab」を開始した。
世界の中では日本は強盗に遭遇する割合が低く、現金を持ち歩いて決済する文化が根付いている。半面、欧米諸国などに比べキャッシュレス化が遅れているのが現状だ。こうした中、国としてもキャッシュレス社会の進展を目指しているが、ユーザーが利便性を感じなければ普及は難しい。
そこで「モバイルが起爆剤になる」(北原治彦・事業創造部次長)という考えから、プログラムでは「新たな顧客体験を実現するモバイルペイメントサービス」といったテーマを掲げた。モバイル送金決済といった成長が見込まれる分野で「海外勢に負けないイノベーションを日本から起こしていく」(北原次長)のが目的だ。
プログラムでは今年2月から、選考通過企業と具現化への話し合いを週1回のペースで行い、7月に成果報告会を実施する。それを踏まえて開発、投入したアプリなどは、顧客の意見を積極的に取り入れて迅速な形で改良を重ね、完成版を目指していく。