16年新車販売、日米で明暗 日本は5年ぶり500万台割れ 米国は2年連続最高更新 (2/2ページ)

 ただ、足元では両市場とも懸案を抱える。米国では、大手社が16年に実施した大幅値引きの反動が懸念される。日本では軽販売が低水準のままだ。

 最も気がかりなのはトランプ次期政権の政策。トランプ氏が主張通り、北米への輸出基地であるメキシコからの輸入品に高関税を課せば、米国での売り値が高まり販売に影響する恐れがある。その余波などで米景気が減速すれば、日本も影響を受け新車販売を下押ししかねない。先行きの新車販売の浮沈の鍵は少なからずトランプ氏の動向が握りそうだ。