
独立支援型第1号店「KAMPO煎専堂KOBAYASHI」。木目と白を基調としたすっきりとした明るく入りやすい店舗づくりが特長だ=横浜市中区【拡大】
漢方製薬会社のタキザワ漢方廠(さいたま市大宮区)は、フランチャイズ(FC)による出店攻勢をかける。昨年11月に1号店を横浜に出店。今後数年をかけて大阪、埼玉、東京などに展開する。売り物はFC出店の際に保証金やロイヤルティーなどを一切不要にしたシステムだ。加盟者に負担の少ない制度によって、経営難や後継者不足で減少している街の薬局薬店の活性化を図る。
同社独自のFCシステムは、主要都市やターミナル駅などの大型商業施設から要請があった場合に限って出店。薬剤師か、登録販売者の資格取得者であることを条件に、独立希望者を年齢、職歴などを問わず募集する。同社の正社員として採用し、東京・浅草の商業施設「まるごとにっぽん」で運営する直営店「KAMPO煎専(せんじ)堂」などで働きながら研修する。その間、接客や経営方法などについて習得し、出店要請があった場合に独立する。現在将来の独立を前提に4人採用されている。
加盟店は3年契約を交わし、アンテナショップとして全商品を同社から仕入れる。加盟金やロイヤルティーが不要であるだけでなく、開店準備や店舗運営にかかる仕入れ代金、テナント料、従業員給与、広告宣伝費などの全費用を同社が負担する。
各店の売上高から一定割合の営業手数料が支払われる。3年経過後には支援が終了して完全に独立する。