
北海道の定山渓国有林で間伐作業をするアサヒビールの社員ら(同社提供)【拡大】
アサヒビールが1キロリットル当たりの製品を生産するのに使用した水の量(水使用量・原単位)は1990年が9.12立方メートルだった。これに対し、2015年は4.67立方メートルと1990年比で約半減している。
25年前と比べると大幅に削減したものの、ここ数年のアサヒグループ全体の水使用量・原単位をみると、ほぼ横ばいで推移しているのが実情だ。生産工程での水の使用量を削減する技術は、ほぼ導入し尽くしているためだ。革新的な技術が登場しない限り、大幅削減は難しいとみられる。
とはいえ、手をこまねいているのではなく、「水の使用量を削減するには既存技術を見直したり、雨水を利用したり、生産工程などで水の再利用を増やし削減していく」(高橋氏)という。水の使用量のさらなる削減に向け知恵を絞る日はしばらく終わりそうにない。