NTTドコモが、毎月のデータ使用量が少ない利用者を対象にした新料金プランの導入と、従来型携帯電話(ガラケー)からスマートフォンへ乗り換える60歳以上向けの料金割引キャンペーンを始めることが24日分かった。
長期契約者割引などと合わせると毎月2ギガ(ギガは10億)バイトのデータ通信量と1回5分以内の定額通話の組み合わせで月額3200円(税抜き)程度で使える。格安スマホも視野に入れた新料金で、長期契約者とシニアというドコモの主要顧客の囲い込みを狙う。週内に発表し、今月末から受け付ける。
これまで5分以内の定額通話と組み合わせられるのは毎月のデータ通信量が5ギガバイト、20ギガバイト、30ギガバイトに限られていたが、新たに2ギガバイトを加える。また、月額850円だったガラケーからスマホへの乗り換え割引を拡充し、60歳以上向けには2年間月額850円程度、割引額を増額する。「全体の約半数を占める」(ドコモ関係者)という15年以上契約している利用者向けに適用される月額600円割引も加味すると月額で計2300円程度安くなり、月額3200円程度になる。