
2016年4~12月期決算の発表ピークを迎え、資料配布する企業担当者=東京都中央区の東京証券取引所【拡大】
三井物産の松原圭吾常務は「来期のリスク要因として最も大きいのは米国第一主義」とし、「(こうした考えが)世界に広がれば、グローバルに事業を展開する商社にとっては最大のリスクになる」と懸念をあらわにした。旭化成の坂本修一常務も「(トランプ政権の減税や財政出動で)米経済が堅調に推移すれば、短期的には当社の業績にプラスの影響をもたらすと思うが、中長期的には事態の推移を慎重に見極める必要がある」との姿勢を示す。
円相場もトランプ氏の円安誘導批判に加え、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期追加利上げ観測が後退したことなどを受け、今週は一時1ドル=111円台と、年初の水準から7円程度円高に逆戻りした。10日の日米首脳会談の結果次第では、一段の変動リスクがある。海外売上高比率が約7割と高いソニーの吉田憲一郎副社長は「為替は安定していることが望ましい」と述べた。