
フェイスブックジャパンの代表取締役・長谷川晋氏=東京都港区(伴龍二撮影)【拡大】
(6)コミュニケーションをより緊密にするサービスは
「注目しているのは動画。これまでは写真が基礎となっていたが、これだけスマホが普及すると、1人ひとりが高感度のビデオカメラを所有していることと等しいからだ。春になって目黒川の桜を動画で投稿するというのは、よりリッチなコミュニケーション。こうした行動が主役になりつつある。また、オキュラスというVR(仮想現実)のサービスを提供しているが、VRを活用すれば一緒にいなくても同じ場を体感してコミュニケーションを図れるようになる。このサービスは10年スパンの話だが、テクノロジーとともに人と人とのコミュニケーションの取り方が、進化・多様化していく。それに対応してどういったサービスを強化できるかが利用者向けの課題だ」
(7)広告をはじめとした法人向け事業の課題は
「モバイルの普及によってマーケティングモデルは確実に変わっている。顧客とともにその変化を踏まえた取り組みを行うことで『次の成長のベストパートナーになる』といった思いを、改めて強くしている。とくに中小企業にとっては親和性が高いビジネスモデルだと認識している。サービス内容が的確に伝わると思われるフェイスブックの利用者に対し、ピンポイントで直接的に、それもある程度のスケール感をもってアプローチできるからだ。中堅・中小企業やベンチャーへの支援は、大きなビジネスチャンスだ」