自動車総連は2日、2017年春闘の要求状況を発表した。従業員の賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)については2日現在で1103組合中990組合が要求。平均要求額は月額3308円で、16年の最終的な平均要求額の3198円から110円上昇した。また組合員数300人未満の中小組合の平均要求額は3311円となり、3000人以上の大手組合の3025円を大きく上回った。
同日、東京都内で会見した自動車総連の相原康伸会長は「労働市場の人手不足感が強まる中、人材確保へ中小の組合が主体的に賃金改善に取り組んでいる」と水準引き上げを評価した。
300人未満の中小組合のベア要求は740組合中642組合で、全体の9割弱を占めている状況。平均要求額は、昨年の3164円から147円アップしており、経営側とどこまで折り合えるかが焦点となる。
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■2017年春闘での自動車業界の規模別ベア要求状況
組合員数 平均ベア要求額
3000人以上 3025円(3000円)
1000~2999人 3259円
(3258円)
500~999人 3312円(3312円)
300~499人 3390円(3296円)
300人未満 3311円(3164円)
全体 3308円(3198円)
※3月2日午前9時時点、カッコ内は昨年の平均要求額