
DJIAGRASMG-1【拡大】
耐候性にすぐれ、防塵、防水の国際規格では「IP43」レベルの保護等級を達成。濃霧や雨天時でも飛行が可能となった。飛行時間は状況により異なるが、大型の「TB55バッテリー」を使用して、「X4Sカメラ」を搭載した場合で35分間だ。使用後の格納、使用の準備のための展開など、機動性も重視している。
シリーズには、カメラを固定するジンバルがひとつの「M200」、デュアルマウントまたはトップマウントを含む複数で構成された「M210」、飛行中にセンチメートルの単位の細かいナビゲーションを可能にするシステムを備えた「210RTK」の3タイプがある。機体の重量は3.8キログラムで4月以降の出荷を予定している。
一方、3月1日に発売したMG-1は、液体の農薬、肥料、除草剤などの散布を適切な場所に、適量を行うなど、高い精度が求められる現場を想定して設計されたオクトコプターだ。液体肥料などを10キログラムまで積み込むことができる。
防水性、防塵性、耐食性を強化したほか、フライトコントローラーや飛行中の信頼性を高めるレーダー感知システムなどDJIの最新技術を数多く採用している。
MG-1を使うことが想定される農業従事者やオペレーター向けに、農薬の取り扱い方法などを含む操作方法を収得するための教育プログラムや、機体を適切に保つサービスも提供し、利用者が効果的に扱えるようにするためのサービスも充実させる考えだ。