農業とIT融合 稼げる流通システム作成 農業総合研究所・及川智正社長 (2/2ページ)

2017.3.14 05:30

農業総合研究所・及川智正社長
農業総合研究所・及川智正社長【拡大】

 --農家と消費者を近づけている

 「農家の顧客は消費者だ。このため消費者目線のビジネス展開をする必要がある。例えば『農場に来てくれたらお米3キロプレゼント』といったチラシを作って直売所で配布し、ファンづくりにつなげている生産者もいる。多くの産業は顧客獲得のための努力をしている。農家はいい作物をつくるということに意識がいきがちだが、消費者ニーズを掘り起こす努力が必要だ。農業が稼げる魅力ある産業になることで、後継者問題などの解消につなげたい」

 --今後の見通しは

 「2月末時点で生産者約6000人、全国のスーパー約890店舗と契約している。今後流通総額を年率30~40%ずつ伸ばしていく。規模が大きくなることで、いろいろなビジネスが展開できるだろう。農機具や肥料、種などの農家向け販売のほか、スーパーからは野菜以外に魚や肉なども取り扱ってほしいという要望が寄せられている。これらはまだ構想段階だが、これまでに築き上げたITと物流と直売所運営のノウハウがあれば事業化できるだろう」

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【会社概要】農業総合研究所

 ▽本社=和歌山市黒田17-4

 ▽設立=2007年10月

 ▽資本金=1億9900万円

 ▽従業員=111人(17年2月末時点)

 ▽売上高=11億9500万円(16年8月期予想)

 ▽事業内容=農産物流通のプラットフォーム提供

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【プロフィル】及川智正

 おいかわ・ともまさ 東京農大農卒。1997年巴商事入社。2006年エフ・アグリシステムズを経て、07年10月に農業総合研究所を設立し、現職。42歳。東京都出身。

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